第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラム 開催決定!

午前は公開フォーラム、午後から分科会が本格始動します!
ビヨンドSDGs官民会議(理事長:蟹江憲史 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授)は、2026年2月6日(金)に第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラムを開催します。
本フォーラムの午前中は、2030年以降の国際目標(ビヨンドSDGs)を考える公開フォーラムとして、学術界を中心とした専門家によるインプットと議論を行います。 午後からは、国連GSDRで示された「6つのエントリーポイント」に基づく分科会セッションがスタートし、共同議長のもとで具体的な議論を本格的に開始します。
2030年以降の社会像に関心を持つ幅広い皆さまのご参加を歓迎します。
なお、分科会の参加者募集につきましては、2026年1月5日より本サイトにて実施いたします。
開催概要
・日時:2026年2月6日(金)9:30〜17:00(予定)
・会場:慶應義塾大学 三田キャンパス 北別館(東京都港区三田1丁目4-65)
https://www.kgri.keio.ac.jp/docs/access_kitabekkan.pdf
・主催:ビヨンドSDGs官民会議 理事会
・共催:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュートKeio STAR
Sustainable Development Solutions Networks (SDSN) ジャパン
・参加登録:https://forms.gle/qC1kgPn1WacedwVCA
プログラム
■第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラム(9:30-12:00)
持続可能性、社会モデル、2030年以降の国際目標について、学術界から専門家を招き、議論の視座を共有します。
・主催者挨拶
・「官民会議の展開について」
蟹江 憲史(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授、ビヨンドSDGs官民会議 理事長)
・インプットトーク「ビヨンドSDGs – 目標やターゲットを考えるための視点」
宮田 裕章(慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室 教授)
北村 友人(東京大学大学院 教育学研究科 教授)
高橋 潔(国立環境研究所 社会システム領域 領域長)
滝本 葉子(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任助教)
・質疑応答・フリーディスカッション
司会:櫻田彩子(エコアナウンサー)
■分科会セッション(13:00-17:00)
6つのエントリーポイントに基づく分科会で、具体的な目標・ターゲット・指標、ガバナンスのあり方等に関する議論を行います。
・事務局長挨拶
・分科会の趣旨説明
・分科会共同議長による話題提供
・6つの分科会に分かれたディスカッション(キックオフ)
・分科会から全体会合への報告、総括:分科会共同議長から当日の議論の報告を行い、蟹江憲史理事長が総括として、今後の展開と期待を提示します。
午後のセッションでは、ビヨンドSDGsに向けた議論が行われ、2026年から2027年にかけての分科会活動の方向性が共有されます。
【6つのエントリーポイントとは】
国連が発表した『持続可能な開発に関するグローバル・レポート(GSDR)』2019、2023で提唱された、持続可能な未来へ向けた変革のための「6つのエントリーポイント」。将来の目標のあり方について、既存の枠組みにとらわれず、課題の連関なども視野に入れて議論を進めるため、官民会議では議論の枠組みの出発点とする。
1. 人間の健康、福祉、能力の開花(Human well-being and capabilities)
2. 持続可能で公正な経済(Sustainable and just economies)
3. 持続可能な食料システムと健康的な栄養パターン(Sustainable food systems and nutrition patterns)
4. エネルギーの脱炭素化とエネルギーへの普遍的アクセス(Decarbonizing energy systems and universal energy access)
5. 持続可能な都市および都市周辺部の開発(Sustainable urban and peri-urban development)
6. 地球環境コモンズ(Global environmental commons)
フォーラム登壇者
・宮田 裕章(慶応義塾大学 教授)
2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)
早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015 年5月より非常勤)、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、2020年12月より大阪大学医学部 招へい教授。
2025日本国際博覧会テーマ事業プロデューサー、うめきた2期アドバイザー、厚生労働省 データヘルス改革推進本部アドバイザリーボードメンバー、新潟県 健康情報管理監、神奈川県 Value Co-Creation Officer、国際文化会館理事、などを務める。専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation。データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組む。それと同時に、アカデミアだけでなく、行政や経済団体、NPO、企業など様々なステークホルダーと連携して、新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”である。
・北村 友人(東京大学大学院教育学研究科 教授)
慶應義塾大学文学部人間関係学科教育学専攻卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教育学大学院社会科学・比較教育学科修士課程・博士課程修了。Ph.D.(教育学)。国連教育科学文化機関(UNESCO)パリ本部教育局教育専門官補、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授、上智大学総合人間科学部教育学科准教授、東京大学大学院教育学研究科准教授を経て、現職。東京大学総長特任補佐(国際戦略企画)ならびに東京大学国際戦略企画室の副室長も務める。これまでに、ジョージ・ワシントン大学フルブライト研究員、ダッカ大学(バングラデシュ)日本研究センター客員教授、王立プノンペン大学(カンボジア)学長特別顧問、等を歴任。現在、東京都教育委員、日本学術会議連携会員(第23-26期)、日本ユネスコ国内委員会委員、国際協力機構緒方貞子平和開発研究所客員研究員、世界教育学会(WERA)理事、日本教育学会法人理事、日本比較教育学会理事、国際開発学会常任理事、一般財団法人柳井ファミリー財団理事、一般財団法人森永エンゼル財団理事、等を務める。
・高橋 潔(国立環境研究所 社会システム領域 領域長)
国立環境研究所社会システム領域領域長。博士(工学)。気候政策分析に用いられるアジア太平洋統合評価モデルAIMの開発・応用に携わり、特に地球規模の気候影響予測部分を担当している。近年は、気候変化ならびに気候政策が持続可能性へ及ぼす影響の評価にも取り組んでいる。IPCC第4次・第5次評価報告書作成に主要執筆者として従事した。
・滝本葉子(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任助教)
東京女子大学文理学部社会学科卒業、ハーバード大学教育大学院修士課程修了、学習院大学人文科学研究科博士課程修了。博士(教育学)。開発コンサルタント、環境コンサルタント、再生可能エネルギー事業開発、東京学芸大学専門研究員を経て現職。専門は持続可能な開発、教師教育開発、環境・エネルギー政策、SDGs間のシナジーおよびトレードオフ分析。現在は、SDGs達成に向けた変革を促進するシナジー強化とトレードオフ解消に関する研究(環境総合推進費)に取り組んでいる。
今後の予定
2026年6月頃:中間報告フォーラム
2027年2月頃:最終報告フォーラム
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