「ビヨンドSDGs官民会議」のアクションを広める公式ロゴが決定!

Press Release
2026.05.18

〜「問い」と「協働」をテーマにした、現役大学生起案のデザインを採用〜

2030年以降の国際目標に向けた実践的な対話の場である「ビヨンドSDGs官民会議」は、2025年10月8日から約2か月間、アクションスローガン「BEYOND! for beyond SDGs」を象徴するロゴマークを募集しました。

特別審査委員に東京藝術大学学長・日比野克彦さんを迎えて審査会を実施した結果、慶應義塾大学・竹原朱莉さんによる作品「『はてな』であつめる問いの力、そして深化へ。」が選出され、その後ブラッシュアップを重ねながらコミュニケーションシンボルが完成しました。

ロゴは、本日より本サイトのオフィシャルロゴページからダウンロードが可能となり、今後の展開と社会的な影響が期待されます。

ロゴマーク募集の背景

「BEYOND! for beyond SDGs」は、2030年以降の国際目標を見据え、日本からアジア、そして国連に向けてSDGs達成への実践に基づく提言の発信を目指す官民連携プラットフォーム「ビヨンドSDGs官民会議」のアクションスローガンです。「どうしたら私たちが『いま』を超え、より豊かな未来を実現できるか?」をテーマに、SDGsに取り組むさまざまな声や想いを束ね、今日を越えていく力に変えたいと考えています。ビヨンドSDGs官民会議のメンバーはSDGsに取り組むすべてのみなさまという考え方のもと、この活動を象徴し、その推進に寄与するロゴマークを募集しました。
作品の評価にあたり重視されたのは、官民や世代・分野を超えて協働するオープンな姿勢が感じられるもの、また日本だけでなくアジアや世界の人々とも共有できる普遍性を持つもの、という観点です。全国各地・多様な地域や主体が開催するビヨンドSDGsに向けたイベントや活動において、共通のシンボルとしてロゴマークが活用され、ビヨンドSDGs官民会議がオールジャパンの活動体として形成されていくことを目指しています。
審査委員長は蟹江憲史さん(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授/ビヨンドSDGs官民会議 理事長)、審査委員には井口雄大さん(株式会社博報堂 クリエイティブディレクター)、そして特別審査委員として日比野克彦さん(東京藝術大学 学長)をお迎えしました。あわせて、多様な価値観を反映した審査とするため、国際的な視点で豊富なコミュニケーション経験を有する国谷裕子さん(ジャーナリスト)にもご参画いただきました。

左から井口さん、蟹江さん、日々野さん、国谷さん

審査会の内容

慶應義塾大学三田キャンパスにて開催されたロゴマーク審査会には、4名の審査委員が一堂に会しました。多数の応募作品を1枚ずつ並べたうえで、それぞれのファーストインプレッションに基づく意見を共有しながら、多様な視点から作品を丁寧に評価。時にビヨンドSDGsの掲げている想いやゴールに立ち返りながら、深い対話を重ね、徐々に候補が絞られていきました。長時間にわたる議論の結果、現役大学生・竹原朱莉さんの作品「『はてな』であつめる問いの力、そして深化へ。」が選定されました。17のゴールが表現されているだけでなく、それを土台に、今日を超えていくための「問い」が大事であるという提案、それを「はてな」という誰もが理解できるアイコンで表現している点を高く評価。また、多様なステークホルダーを巻き込み、「問い」と「協働」を通じてSDGsを一歩先に進め、2030年以降の世界のあり方を提案するという本プロジェクトの趣旨と合致していることが、評価ポイントとなりました。

ロゴマーク選定後には、応募者である竹原さんと、日比野さん、井口さんを交えたクリエイティブミーティングを実施。デザインに関するディテールのブラッシュアップを行い、アクションスローガン「BEYOND! for beyond SDGs」を象徴するロゴが完成しました。「はてな」を構成する17色の図形を「吹き出し」に見立て、多彩な「問い」が集まってビヨンドSDGsの議論が深まっていく動的なイメージや、今後のコミュニケーションにおける展開方法についても話し合われました。

ロゴは、本日より本サイトからダウンロードが可能になります。官民に開いた、幅広く活用されるロゴとして、普及活動に取り組んでいきます。

 

竹原朱莉さんコメント

この度は、作品を選出いただき、大変光栄に存じます。特に、ロゴマーク改良の議論に参加させていただいたことは、私にとって極めて貴重な経験となりました。私は、大学でSDGsの定量化研究や、SDGs絵本の制作・普及活動を行っています。これらの経験を通じ、SDGsの深化のためには多様な人々の問いと協働が鍵であると感じます。最もシンプルかつ普遍的な「はてな」のロゴマークを通じて、一人ひとりが現状を「問い、自分ごと化」することを促し、多様な人々の議論への参画・協働に寄与したいです。

審査委員コメント
特別審査委員:日比野克彦さん(東京藝術大学 学長)
今回、審査のお話をいただき、「ビヨンドSDGs」のロゴマークには、普通の商業的なマークや校章のようなものとは違う役割があると考えました。SDGsがスタートしてから現在に至る状況を踏まえ、「ビヨンド」という局面で、どのような役割を果たすべきなのか。
そこで考えたのが、「みんなで考える」ということです。机の上だけで上手に仕上げるのではなく、応募者の日常の中にある意識の集積が表れてくるような作品が見たいという思いがありました。
選定するにあたっては、とても深い議論ができたと感じています。議論の末に選定したロゴマークをもとに、今後のさらなる展開を期待しています。「ビヨンドSDGs」に向けて動き続けるというメッセージを込めながら、このロゴマークがどうやって生まれてきたかというメイキングのプロセスも含めて発信されていくことを願っています。

審査委員長:蟹江憲史さん(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授/ビヨンドSDGs官民会議 理事長)
審査の過程で、私たち自身もさまざまな考えに触れ、SDGsによって培われた考えが、2030年を超えてさらに発展していくことへの理解が、より深まったと感じています。また、学生をはじめとする若い世代の力の大きさをあらためて実感しました。そのエネルギーをいかに活かし、持続可能な社会へとつなげていくか。そのプロセスこそが、SDGsの先を考えていくうえでの重要な鍵になると改めて確信しました。

審査委員:井口雄大さん(株式会社博報堂 クリエイティブディレクター)
「吹き出し」をモチーフにした案は、プロの視点から見れば、技術的な面で未完成に映る部分もあるかもしれません。しかし、デザインに限らず、あらゆる表現において最も大切なのは、そこに込められた「想い」や「情熱」であるということを、竹原さんの作品から改めて教わりました。
私たちがビヨンドSDGsのプロジェクトを推進していくうえでも、同じことが言えます。情熱を持って取り組むことはもちろん、同じ志を持つ仲間を増やしていく努力が不可欠です。竹原さんの情熱に負けないよう、私たちもがんばりたいと思います。

審査委員:国谷裕子さん(ジャーナリスト)
今回の審査会で最も大事だと感じたのは、ロゴマークを通じて、誰もがもう一度SDGsについて問い直せるきっかけとなるような作品を選ぶことでした。SDGsが掲げる17のゴールは、そのどれもが欠かすことのできない重要な目標です。17のゴールを表現しつつ、ビヨンドSDGsの新たな目標に向かっていく力強さと「問いかけ」の姿勢が込められている点に共感し、竹原さんの案を選定させていただきました。

 


PR TIMESのリリースはこちら